「ボデーを透明にしちまえばいいんだよ」
あらすじ
熱帯魚店を営んでいる社本(吹越満)と妻の関係はすでに冷え切っており、家庭は不協和音を奏でていた。ある日、彼は人当たりが良く面倒見のいい同業者の村田(でんでん)と知り合い、やがて親しく付き合うようになる。だが、実は村田こそが周りの人間の命を奪う連続殺人犯だと社本が気付いたときはすでに遅く、取り返しのつかない状況に陥っていた。
映画『冷たい熱帯魚』 – シネマトゥデイ
まず一言。猛毒!
遺体処理のシーンがきっついです。
ゴア表現に慣れていないと軽く吐き気をもよおすレベル。
わたしはホラーやグロにあまり耐性がないので気持ち悪くなっちゃいました。
バラしてドラム缶で焼いて川に捨てる。
作中、「ボデーを透明にする」という表現がされているけど、確かに証拠を残さないという意味ではいいかもしれないが労力や効率を考えたらもっといい方法がありそうです。
それに、直接の証拠はなくともあんなに雑に殺していたらすぐに足取りを辿られて足がつきますよ。
もともと殺人を始めたのは金目的だったのかもしれないが、殺人に快楽を覚えいつからか手段が目的に変わったのかなと思いますね。
でんでん演じる連続殺人犯村田。
気のいいオジサンからの突然の豹変は見もの。ザ・サイコパス。
なにが怖いって、こういうおじさんいそうなんですよね。
ニコニコしてオヤジギャグを飛ばしつつ、場の雰囲気を自分の思うようにコントロールするおじさん周りにいませんか?
心に残ったシーン
心に残ったというかむしろ心に爪痕を残したシーンしかない。
全てを吹っ切り覚醒した社本、そして黒沢あすかの執念あふれる演技も素晴らしかった。
ちなみに実際にあったこの事件がモデルみたいです。
埼玉愛犬家連続殺人事件 – Wikipedia
少し短いですが今回はこのへんで締めさせていただきます。
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